SSブログ

土地探し「土地を見に行く前に!」

土地は工業製品ではなく、一つ一つ違うものです。
また厄介なことに、近隣にどのような家、人、施設があるかによって、
全く変わってくるものでもあります。

例えば、近隣に野良猫に餌をあげている人が居たとします。
そして、あなたが家を建てたら家庭菜園をしたいと思っていたりしたら、
その夢は打ち砕かれることに。。
2階のベランダを利用するならともかく、庭の土を入れ替えてなんて思っていたら、
恰好の猫のトイレになってしまいます。
そう私の経験です。。

ただ、そこまでの状況を把握するのは困難です。
特に初めて土地を見るときは、何を見たら良いのかポイントを押さえないと、
時間の無駄にすらなりかねません。
まずは、土地を見る前に押さえておきたいポイントをご紹介します。

マーケットに出回る前の物件情報を押さえることが出来た場合、
事前に貰えるのは、住宅地図と登記簿謄本の写し、手書きのメモくらいかと思います。

その中でチェックしたいポイント、聞いておきたいポイントは次の通りです。

・古い建物が残っているかどうか
新しい造成地ではない場合、古い家が残っている場合があります。
当然に取り壊すことになるので、解体費用が掛かります。
費用の目安は、地域にもよりますが、木造住宅で2~3万円/坪程。
他に、大きな木や立派な塀、門柱等があると更にお金がかかります。

・家を建てられる種類の土地であるか
登記簿には、土地の種類を表す「地目」という項目があります。
そこが「田」「畑」でなければ、煩雑な手続き無く「宅地」として家を建てられます。
「田」「畑」である場合には、農地転用という時間もお金もかかる手続きが必要です。

・希望の大きさの建物を建てられる土地か
土地には容積率建ぺい率という制限があります(他にも「高さ制限」とか「斜線制限」とかもある)。
その土地の面積に対する延べ床面積の制限が容積率、
どの土地の面積に対する建築面積(ほぼ1階の面積)の制限が建ぺい率です。
土地の大きさが50坪で、50坪の家を建てたいと思っても、
容積率が80%だと40坪までしか建てられません。

・接道しているか
法律で定める道路に接していない土地では家を建てられません。
道路にもいろんな種類があるので、詳しくは後日にでも。
しかも50cmではだめで、2mは接道していないとだめなのです。
また、2m幅では車を置くのは至難の業で、通路も確保するとなると3m幅で接道したいところです。
ついでに、大型のSUV(ポルシェ カイエンとかBMW X5とか)をお持ちの場合は3.5mは欲しいです。
接道していなくて、家を建ててしまう人もいますが、住宅ローンは組めませんし、
様々な抜け道的な方法もありますが、お勧めは出来ません。
弁護士ドットコムでも、接道に関する相談が80件も寄せられています。

・水道管が前面の道路までは来ているか
電気は電力会社が引いてくれますし、ガスはプロパンガスでも大丈夫ですが、
水道を引くのは自費です。
古い住宅地では心配することはありませんが、新しい造成地では確認した方が良いです。

土地を見る前には、これくらいをチェックしておけば大丈夫ですが、
さらに時間があったら、行政の防災に関する情報も見ておきましょう。

例えば、横浜市では土砂災害ハザードマップがありますし、
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/kenbou/bousai/gake/gake/hmap/

非常に見にくいのですが、地盤の強さ等のデータも提供されています。
http://wwwm.city.yokohama.lg.jp/select_map.asp

自治体の名前+防災ハザードマップで検索すると、出てきます。

次回は、いよいよ土地を見に行ってみましょう!

nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 1

じゅんぺー

なんと、隣の家は土砂災害警戒区域でした。。

未来に参考になります。
by じゅんぺー (2015-03-02 01:35) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。